あいもかわらず
相変わらず、自分の人生を生きたり生きなかったりしている。
コロナ禍で本格的に引きこもる日が増えたこともあり、ここ一年ほどはずっと密かに夢見ていた「絵で金銭を得る」を実現すべく行動してきた。
ずっと絵を描くのが好きだったが、親に散々馬鹿にされ制限され叱られ、どこか本気になれず自分で自分を見限っていた。
それが近頃、親戚やら主人やら友人やらに背中を押されまくってようやく「やってやろうじゃん」という気持ちになれた。ありがたい。
色々やってきた事が最近ようやく実を結びはじめ、自分なんぞの作品に価値を見出してくださる方がいることに感謝感激の日々である。
上手く描けると生きていていい気がしてくる。絵を描くのは大好きだ。本当は小さな頃からずっとこれがやりたかったんだと涙が出てくる。
しかし、そうかと思えば急に放心してしまう日や寝込んで動けない日がある。
全てが駄目で役立たずの私はどこにいても何をしていても恥ずかしい。そんな気持ちだ。
絵なんて描いててごめんなさい、もうやめるから。ごめんなさい。
しばらく描けない。
何日か経つとまた急に狂った様に絵を描きはじめる。
これを繰り返している。
アップダウンの波が激しくなったのだろうか。しばらく感じていなかった希死念慮に近い気持ちが、チラチラこちらを見て笑っている。
結局、何かと「生きてて良い」とか「悪い」とかと結びつけてしまうあたりまだまだなんだろう。
「自分は駄目じゃない」じゃなくて「駄目でも別に良い」と思えるようにしていきたい。
上に登れば落ちる時痛い。
私はどうせ落ちる。
それが怖くて挑戦を避けてきた。
でもきっと登った分だけ自分を好きになれる。
親にどれだけ「お前はどうせ何もできない、無駄」と言われていたって、そんな言葉はただの出涸らしだ。
親が言われてきた、感じてきた事の絞りカスがたまたま私に降ってきただけだ。
生きてる間色々なものに登って落ちて、痛かったけど楽しかったなと思いながら死ねたらいいな。