今と父
以前はフルタイムで働いていたが、強迫性障害と様々な体調不良、睡眠障害で辞めてしまった。その経験から心身の健康を失うのは最大の損失だと痛感した。
その後、仕事を辞めて数年は貯金を切り崩して引きこもっていた。
今は強迫性障害は落ち着き、入眠障害のため午後からバイトという生活。昔は感情の起伏が激しく自傷癖やODもあったが、ここ数年ない。強迫性障害の薬が合わずおそらく躁転したのがきっかけで、余計にやっかいな状態になってしまっていた気もする。今は通院をやめ薬も飲んでいない。
ただ、昔のような激しい症状はないが、ACのようなボーダーのような生きづらい感覚がずっとある。今は認知の歪みを正していくことと、自分で自分を育てなおすことが目標。
数年前、特に恨んでいた相手である父が10年程会わないままぽっくり逝った。RPGでラスボスが勝手に病死したような喪失感に襲われた。それから色々と考えることが増えた。親が離婚してから頭のどこかに〝幸せになって父に会いにいき見返してやる〟という気持ちがあった。生きる理由がわからないからそういうことを理由にしていた。
それが叶わなくなってしまって一時期はどうしたものかと思ったが、私はまだ生きていたい。頭が勝手に死にたいと思うことはあるにせよ、まだまだやりたいことがたくさんあるから生きていたい。
ただ平和に、それなりに楽しく、できれば少しでも何かを残してから死にたい。
父が死んだとき遺品はすぐ捨てられほとんど何も残らなかった。
葬式で泣いていたのは私くらいだった。それよりはちょっとましに死にたい。
父はひどい親だったが気の毒な人でもある。きっと彼も生きづらかったのだろう。でも、父の時代には今のように色々助けてくれる本やサイトはほぼなかったはずだ。さぞ辛い人生だっただろう。早めに終わってしまって気の毒だが、終わって救われたところもあるかもしれないね。たまに思い出してあげるよ。よく休んでね。